思い出のお菓子たち ③フランスのお菓子 Flan(フラン)


今月はFian(フラン)のお話をします。
Flanは、カスタードを焼いたお菓子で、あるお客様が「プリン味の水無月みたいなやつ」と表現されていたのですが、まさにそんな感じです。
私が初めて食べたFlanは、パリ郊外の庶民的なパン屋さんのもので、大きな天板でパン窯で焼かれたものを、四角くカットしてありました。甘さ控えめで、プリっとしてて、甘いお菓子が多い中、こんなに優しい味のお菓子がある事に、驚いたのを覚えています。(写真が無くてごめんんさい。)そこからFlanが大好きになり、見かけたら買うようになりました。
フランスのパン屋さんでよく見かけ、パンと一緒に常温で売られている事が多いです。

左上の1枚は、リヨンの商店街で売られていたもので、甘くてとろっとしていました。アプリコットのタルトのアンズの量が凄いですね。
その横の写真は、パリの小さなパン屋さんのもの。クリームパンに入ってるような、優しい甘さでねっとりしていました。ここのFlanが凄く美味しくて、自分でも作れるようになりたくて、斜め向かいの本屋さんで、Flanのレシピ本を購入しました。
右上と左下の写真は、マルセイユの港のパン屋さんで買ったもの。
卵黄が多いのか、かなり黄色くて、甘さもしっかりあり、ねっとりしていました。
右下は、パリのPAUL(京都にも支店があるパン屋さんです。残念ながら京都ではFlanは売っていませんでした。)で買ったもの。ココナッツがザクザク入った、ちょっと変わった食感でした。
モンサンミッシェルの入口のパン屋さんでも、四角いフランを食べましたが、写真が見つからず、ごめんなさい。

写真は、カジノというフランス系スーパーで買った、Flanのミックス粉です。
牛乳さえ用意すれば、ミックス粉と混ぜて火にかけ、とろみがついたら型に流して、オーブンで焼くだけというものです。ちょっと柔らかめの、あっさりとしたFlanができました。これも美味しかったです。
右下の写真は、買ってきたレシピ本で、これをもとに何回も試作をしました。
使う材料がシンプルな分、自分好みの配合見つけるのに苦労しましたが、私にとって、とても奥深いお菓子です。

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